【プレビュー版】データ処理・分析／ファイル検索機能ご利用時のエラーパターン

データ処理・分析／ファイル検索機能ご利用時は、従来の主な利用形態であったテキストのみでの指示・生成と比較して、指示や添付ファイルによって様々なエラーが出る可能性があると考えております。

ご利用中の通信環境や、LLMサービサー側の事情による部分もあり得る為、全てのパターンを網羅することは難しいですが、以下に当社にて想定するエラーパターンを整理しておりますので、エラーの原因特定にお役立て頂ければ幸いです。

なお、機能追加や改修によってエラー内容やメッセージが変化している可能性もあるので、2025/01時点の情報としてご参照ください。

エラーメッセージ：

「Assistantsプラグインのコンテキストサイズがモデルの上限を超過したため、処理を完了できませんでした。メッセージまたはファイル内容を短く変更の上、新しくチャットを開始してください。」

※メッセージ送信後、AIからのメッセージが表示されず、上記のエラーが表示される
補足：

データ処理・分析及びファイル検索機能（Assistants API）にもトークン上限が存在しますが、入力されたテキストから消費トークンを割り出せる通常のチャットとは異なり、データ処理・分析及びファイル検索機能（Assistants API）の消費トークンはブラックボックスとなっている（例えば、Code InterpreterでExcelファイルを展開する処理において何トークン消費されるのかは不明）ため、ユーザーがファイルを添付したりテキストを入力するタイミングで予めトークン上限超過を検知することができません。

送信したメッセージを処理する過程でトークン上限を超過した場合はOpenAI側からトークン超過エラーとして返却されるので、それを画面上に表示しています。

エラーメッセージ：

「Assistantsプラグインの処理に失敗しました。しばらくお待ちいただいた後、再度お試しください。」

※メッセージ送信後、AIからのメッセージが表示されず、上記のエラーが表示される
補足：

OpenAI側でデータ処理・分析及びファイル検索機能（Assistants API）の処理中にエラーが発生することがありますが、そのエラー原因が何なのかはOpenAI側から開示されないため、上記のエラーにとどまります。

エラーメッセージ：

「Assistantsの最終メッセージ送信から一定時間が経過したため、このチャットはクローズされました。」

※チャット画面において上記のメッセージが表示され、メッセージを送信することができない。
補足：
データ処理・分析及びファイル検索機能（Assistants API）の利用にあたってOpen AI側で保持されている固有のリソースがあり、それをOpen AI側に保持され続けることによる情報セキュリティ上のリスク回避及び時間経過に伴う追加コストの発生を抑制する観点で、データ処理・分析及びファイル検索機能（Assistants API）を利用したチャットは最終メッセージ送信から12時間ほど経過時点でチャットを「クローズ」し、それ以上のマルチターンができない状態にした上で、OpenAI上に作成したリソースを全て削除しています。

エラーメッセージ：

「File Searchプラグインを使用する場合、.docx, .html, .json, .md, .pdf, .pptx, .txt形式のファイルをアップロードしてください。」

※ファイル添付時に上記が表示され、ファイルを添付することができない。
補足：
画面上のファイルアップロードの仕組みではデータ処理・分析機能とファイル検索機能の和集合となる拡張子のファイルを選択可能にしていますが、ファイル検索機能の方が対応拡張子が少ない（特にファイル検索機能ではExcelに対応していない）ので、ファイル検索機能利用時にファイル検索機能が対応していない拡張子のファイルを添付しようとするとエラーになります。

エラーメッセージ：

「ファイルのサイズの上限を超過しています。上限は画像が20MB、それ以外が512MBです。」

※ファイル添付時に上記が表示され、ファイルを添付することができない。
補足：
データ処理・分析／ファイル検索機能では、ファイルサイズについて512MBの上限があります。
このファイルサイズを超えるファイルを添付しようとすると本エラーが表示されなります。なお画像ファイル（png, jpeg, webp, gif）の上限はデータ処理・分析／ファイル検索機能の利用有無にかかわらず、20MBです。

データ処理・分析／ファイル検索機能ご利用にあたり、当社にて想定するエラーパターンを整理しておりますので、エラーの原因特定にお役立て頂ければ幸いです。